おしゃれ着の代表格ともいえるウールの衣類、しかし、洗濯で縮んだ経験はたくさんの人が持っているのではないでしょうか。
ウールが洗濯で縮んだとしても、よみがえらせる方法はあるのでしょうか。
水の影響を考えましょう
ウールが洗濯によって縮んでしまう原因は、水の影響が大きいということを知っておきましょう。
ウールを洗濯する際に、水に使っている時間が短ければ短いほど、縮む可能性は減ります。
逆にいえば、水にぬれている状態が長いと縮みやすくなるので、手早く洗い上げることが重要となります。
シリコンの含まれた洗剤や柔軟剤で縮んだウールを戻す方法
縮んだウールをのばすとき、使用したいのが、シリコンが豊富に含まれた洗剤や柔軟剤です。
シリコンは繊維に付着すると衣類をのばしやすくしてくれる性質があるため、プロのクリーニングなどでは、こういったシリコン入りの専用洗剤や柔軟剤を使って、縮んだウールを洗濯しています。
その後、戻したいサイズに引っ張りながら乾燥させることで、洗濯で縮んでしまったウールも元に戻すことができます。
段ボールなどの厚紙を使用して縮んだウールを戻す方法
シリコン入りの洗剤で洗濯した後、段ボールなどを、ニットの大きさに切り、乾燥の際に伸ばしながら乾かすといった方法でも、ある程度縮んだウールを戻す事ができます。
洗濯でシリコンをウールにしみこませ、軽くすすぎ、脱水の後で、ニットのサイズに切った段ボールにかぶせて陰干しをしておきます。
これである程度縮んだウールを元に戻すことができますが、この際、型崩れなどには十分に注意して作業しましょう。