涼しげで独特なシルエットをもった麻素材ですが、難点といえば、洗濯によってしわになってしまうことです。
しわになりやすい麻の洗濯方法、いったいどのようにすれば良いのでしょう。
麻の濡れ干しを知ろう!
麻を選択すると、脱水の際にたくさんのしわになってしまいます。
そして麻についたしわは、アイロンをかけてもなかなか伸びないのが難点です。
しかし、麻は洗濯方法によっては、あまりしわにならず、アイロン掛けも楽になるということを知っていますか?
その重要なキーワードが「濡れ干し」です。脱水をせずに濡れたまま干すという洗濯方法です。
濡れ干しという洗濯方法なら、麻の難点であるしわも、あまり気にならなくなり、その後のお手入れもぐんと楽になります。
濡れ干しはどのような洗濯方法なのでしょう
麻の生地は、洗濯機で回すと白けてしまうので、手押し洗いが基本ですが、そのあとも絞らずに水がしたたり落ちる状態で干してしまうというのが、濡れ干しという洗濯方法です。
麻は、ほんの少し脱水したり、絞ったりしただけでも、すぐにしわになってしまいますし、またそのできてしまったしわも、なかなか伸ばすことができなくなります。
そこで、しわにならないように、麻を洗い終わったら、一切しぼらず、ぽとぽとと水が落ちるような状態のまま干しましょう。
乾いた後のアイロンの手間が、絞ったときよりもずっと楽になります。
麻は、洗濯方法の工夫で、それまでかかっていた手間を大幅に軽減できる生地です。工夫次第で麻の楽しみ方が広がってきますから、是非麻だからと嫌煙せず、おしゃれを楽しみましょう。