クリーニングに出すと500円から1000円くらいの料金がかかってしまうニット、自宅で洗えたら、クリーニング代が節約できますし、出しに行ったり取りに行く手間も省けるようになります。

ニットによっては、洗えないものもありますが、実は気をつけて洗えば、家で洗うこともできます。

では、家でニットを洗う場合、どのような洗い方が良いのでしょうか。

また、干し方に何かコツやテクニックはあるのでしょうか。

ニットの洗い方

そもそもニットが縮んだりするのは、洗う際の温度変化や刺激によるという事が大部分です。

その点に注意して洗い方を工夫すれば、大体どのようなニットも自宅で洗うことが可能です。

まず、洗濯機などで回転させて洗うことはできませんから、ぬるま湯で押し洗いするというのが良いでしょう。

使用する洗剤にも配慮します。ニットを洗う場合は、おしゃれ着専用の中性洗剤である事を覚えておきましょう。

塩素系やアルカリ性の洗剤は避けるようにしてください。

型崩れを起こさないように、たたんだ状態で、洗剤を溶かしたぬるま湯の中につけおき洗いしたのち、ゆっくりと押し洗いをしてください。

この際、ニットに負担や刺激がかかってしまうと、縮みの原因になりますので気をつけましょう。

その後、何度か優しくすすぎをして、ニットについた洗剤を落とします。

ニットの干し方

洗い上がったニットは、すみやかに干す作業に移しましょう。

ニットが水に使っている時間が長ければ長いほど、ニットが縮んだり型崩れをおこしやすくなります。

すみやかな洗い方と、そのごすぐに干すということが肝心なのです。

干し方としては、ニットは型崩れしやすいため、ハンガーにかけるよりは、平干しが良いでしょう。

また、この際、天日干しにしてしまうと、色や風合いが悪くなってしまいます。

ニットは陰干しをして乾かす方が無難でしょう。

洗い上がったニットは、型崩れや痛みやすいという状態にあります。この状態でハンガーにかけてしまうと、重みでだらりと伸びてしまったり、不可がかかったところだけ生地が傷んでしまうということにもなりますから、洗う時と同じように、ニットを干す時にも十分に配慮してください。

特殊な加工やビーズ、装飾がついている場合にはクリーニングへ

ニットに装飾品や刺繍など、特別な加工が施されているような場合は、自宅での洗濯はせず、クリーニングに出して、プロの技術でキレイにしてもらうようにしましょう。

自分で無理をして洗って、衣類自体を傷めてしまっては元も子もありません。

特殊な加工のニットは、クリーニング店に出すという選択肢もあるということを忘れないでください。