最初は真っ白でまっさらな衣類も、着るごとに黄ばむ汗ジミ、蓄積すればするほど落ちにくくなる汗のシミ抜き、いったいどうすれば最も良いのかを知って、衣類の寿命を延ばしましょう。

シミ抜きをする前のテスト

汗のシミに限らず、シミ抜きする前には、かならず色落ちテストを行う事を忘れないでください。

白っぽいタオルなどを使用して、水をつけたときに、シミ抜きを使用としている衣類の色が落ちないかどうか、押し付けて判断します。

また、使う衣類洗剤を目立たない部分につけ、シミ抜きを使用としている衣類の色が落ちないかを確かめておくのも良いでしょう。

色落ちテストで、シミ抜きを使用としている衣類の色が落ちないことが確認できれば、いよいよ汗のシミ抜きに移行します。

汗のシミの特徴

汗のシミは水溶性です。そのため、汗のシミがついてすぐのものならば、家庭ですぐに落とすことができます。

しかし、時間の経過とともに、汗のシミの部分が黄色く変色してしまったような場合、落とすのに少々手間がかかるようになります。

汗のシミをシミ抜きする場合には、まず、汗ジミの油分を取り除く必要がありますので、中性洗剤で汗のシミの部分の油分を落としましょう。

次に市販の家庭用漂白剤で漂白します。このさい、塩素系、還元系漂白剤は、使用を控えましょう。

その後、衣類の素材や生地に合わせた選択をします。

黄色く変色した汗のシミは、家庭用洗剤と漂白剤で大部分は落とすことができますが、衣類の中には、家庭でのシミ抜きができないような衣類もあります。

その際には、衣類のプロ、クリーニングにお任せしましょう。