防虫剤を使用していたのに、いつの間にかお気に入りの衣類が虫に食われていたなんて経験はありませんか。

実は防虫剤は万能ではなく、正しい使い方をしないと衣類を虫から守る事ができない場合があります。

防虫剤の効果の仕組み

衣類と防虫剤をただ単に一緒に入れたというだけでは、防虫剤は効果を最大限に発揮することができません。

その結果、大切な衣類が、防虫剤を入れているにもかかわらず虫に食われてしまうという、残念な結末になってしまいます。

では、防虫剤はどのようにして使用するのが良いのか、そのカギは、密閉度です。

一般的に防虫剤の多くは、防虫剤がガス化し、その防虫ガスを、衣類を収納している箇所に充満させることによって虫から守るという仕組みです。

防虫剤を使用しているのに、衣類が虫に食われてしまうというのは、密閉性にかける場所だからなのです。

密閉性の低い場所や開け閉めの多い場所では効果が減少

防虫剤はガスに変化して衣類をまもるため、密閉が必要になります。

密閉されていないクローゼットや、開け閉めの多い保管場所では、その防虫効果を十分に発揮することができないのです。

その結果、防虫剤を使用しているにもかかわらず、衣類が虫に食われてしまうということにつながるのです。

防虫剤の置き場所にも配慮しましょう

ガス化した防虫剤は、実は空気よりも重く、衣類をしまっておく空間の下の方にたまりやすいという性質があります。

ですから、防虫剤を衣類よりも下においたのでは、効果は半減してしまいます。

防虫剤を置く場所は、衣類よりも高い場所においておくのが望ましいでしょう。

大切な衣類を守ってくれる防虫剤の、正しい使い方を頭に入れ、賢い収納を目指しましょう。